高根沢町は、町道380号線(グリーンライン)、700号線の整備を計画している。380号線は大谷工区延長3000mの舗装を修繕し、700号線は宝積寺工区延長300mの両側に幅員3・5mの歩道を新設する。380号線は2024年度に道路設計、25年度に着工。700号線は25年度の着工を目指し、用地買収を進めている。総事業費は380号線が6億円、700号線が2億5000万円。
380号線の幅員は車道6m、路肩1m×2。整備箇所はさくら市境から県道上高根沢氏家線と交わる下野花岡駅北交差点までの区間。
380号線はさくら市道U1-20号線を経由し国道4号に接続し、南は上高根沢氏家線にアクセスする芳賀町・さくら市間を結ぶ連絡道路。物流経路として大型車両の通行が多いため、道路の損傷が激しく騒音や振動が起きる。災害に強く安全安心な通行確保のため早期の舗装修繕が望まれている。
700号線の既存幅員は車道6m(3m×2車線)、路肩1m×2。車道の幅員はそのままで歩道を新設するほか、路肩を3m(1・5m×2)に拡幅する。設計は富貴沢建設コンサルタンツが担当。整備箇所は国道4号の約500m東側、宝積寺駅の約1000m南側に位置している。
700号線は町西部を南北に縦断し、北側は県道宝積寺停車場線を経由し宝積寺駅に接続、南側は4号にアクセスする重要な道路。都市計画道路としての整備が予定されているものの、現況は歩道が未整備。朝夕の通学通勤時間帯を中心に危険にさらされている歩行者の安全確保が急務となっている。
町は380号線、700号線のほか、108号線桑窪工区の舗装修繕などの整備に関する要望書を国土交通省などに提出した。
108号線の整備区間は県道杉山石末線から南側1750mまで。幅員は車道6m。総事業費は1億9000万円。日昌測量設計が設計し、司工業が施工を進めている。地域の生活道路で通勤道路としても利用されており交通量が多く、路面の損傷が激しい。