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群馬県片品村

戸倉地内落石防護網工、24年度第2四半期発注目指す

2023/12/05 群馬建設新聞

片品村は戸倉地内の村道戸倉富士見下線で、法面に対する落石防護網の設置工事を計画している。予算の状況にもよるが、2024年度の第2四半期には発注したい考え。工期は24年度末までを見込んでおり、入札方式は指名競争入札の予定となっている。設計は基礎地盤コンサルタンツ(館林市)が担当した。

現場は、村道戸倉富士見下線をスノーパーク尾瀬戸倉(戸倉329)へ向かう東側の法面。12年と13年に法面型枠工を行った部分全体に対して落石防護網工を行う。

今回の発注内容は、ポケット式落石防護網工を延長120m、高さ9~25m、面積2925㎡となる。網の固定に必要な支柱は2・5m~4mの鉄製のものを50本設置する。また、防護網は、ひし形金網を2925㎡使用する予定となっている。

法面型枠工は12年、13年とも鈴木特殊土木(片品村)が担当した。施工は全体で総延長160m、総面積2604・3㎡を対象に吹き付け法枠工を行った。

今回の工事は、落石の懸念があった工事対象箇所について22年度に調査を行い、落石が確認されたため計画された。落石に対する工事は今回で完了となるが、今後維持管理において懸念が生じた場合は随時、対応をしていく。

なお、工事費の一部に充てるため、国土交通省の社会資本整備総合交付金の補助金の申請を行うとしている。

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