和光市(野木実市長)は21日、18年度当初予算案を公表した。一般会計は、対前年度比5・2%増の224億9500万円。このうち、普通建設事業費は、昨年発注した総合体育館建設工事(17~18年度)をはじめ、新規に16億8745万円余の継続費(18~19年度)を設定した新倉小校舎改築事業などにより、同61・2%増の55億8322万6000円に。
新規事業は、大和中学校校舎増築設計委託に4900万円、第三小学校北校舎増築工事設計委託に1646万円余、和光北インター地域土地区画整理事業総合基本設計業務委託に2462万円余、仮称・南地域センター建設の用地および設計・施工に2億2010万円、第二中学校管理棟および普通教室棟耐震補強工事に合計2億8461万円余(分割発注)、白子小学校管理普通教室棟および特別教室棟耐震補強工事に1億3676万円余-などが注目される。
主要事業の概要。
【大和中校舎増築工事実施設計委託】
建物および外構などの設計に4900万円。生徒数の増加に対応するため、最低でも普通教室を9室増設するとともに、安全で衛生的な給食を実施するための機能、規模を有する給食室を整備する計画。建設位置は、14年度に解体した特別教室A棟の跡地あたり。階数、延べ床面積は、まだ固まってない。工事は19年度と20年度の継続事業となる見込み。
【第三小北校舎増築工事設計委託】
委託費1646万4000円。こちらも生徒数の増加に対応するため、最低でも普通教室を5室増設する計画だが、具体的な数字は固まっていない。当初の計画では、平屋校舎の上部に増築することを検討していたが、耐力度から難しいため、平屋校舎を解体し、跡地に建設する計画。
【新倉小校舎改築事業】
継続費16億8745万5000円。改築部分がRC造4階建て延べ床面積約3607㎡で、増築部分が同4階建て延べ床面積約195㎡規模。設計は、K構造研究所(渋谷区、電話03-3402-9226)で完了。
【和光北インター地域土地区画整理事業】
基本設計業務委託2462万3000円。組合施行で実施予定。東京外環自動車道の両側で、国道254号バイパスと竹ノ下通りに挟まれた18・2haが計画区域。年度末納期で作業中の事業計画書を踏まえ、事業認可申請に向けた、道路詳細設計、造成計画、調整池設計などを実施する。