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国土交通省

まとまり次第、公表へ/工事成績評定の分析進む

2006/02/24 本社配信

 国土交通省は現在、工事成績評定についての分析を進めている。まとまり次第、公表する考えだ。実際の作業は各整備局が行っており、どの項目の優劣が成績に影響を与えているのかなどについて、15年度のデータを用いて調べている。

 公共工事品確法の施行により国土交通省では、良い仕事をしたことが次の受注につながるような「良い循環」の構築を進めようとしている。その際、良い仕事の判断材料として工事成績が大きなウエートを占めることから、客観性・透明性の向上が必要と判断した。

 工事成績評定には施工体制、施工状況、出来形および出来ばえ、創意工夫などの項目があり、要領に則って運用されている。「大規模工事ほど高成績の傾向にある」「低価格受注の工事は成績も低い」などの指摘が一部にあるため、早期の分析結果公表が待たれよう。



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