つくば市の玉取地区に県立公園「つくばグリーンパーク」の建設が計画されている。同公園は、このほど完成した火葬場「つくばメモリアルホール」に伴う施設として県が整備を計画。しかし、県の大規模事業見直しに伴い事業進展が困難となっており、県では、公園に代わる施設の立地も含めて検討を急ぎ、早期事業化を図る方針。

　県立公園は、玉取・栗原地内に筑南地方広域行政事務組合（つくば市と稲敷郡茎崎町で構成）が建設した火葬場を囲む形で、地元との協議で設置が決まったもの。

　平成九年度にまとめた基本構想によると、計画面積は火葬場約八・八haを含む約二五ha。多目的広場や農園、防災拠点などの整備を構想し、十年度に基本計画の策定を予定していた。

　しかし、十年十二月の県の大規模事業見直しに伴い事業の先送りが決定。一方で、火葬場は先行して十年四月に着工、このほどオープンとなった。

　そのため県では、公園に代わる施設の立地も含めて検討を急ぎ、市や地元などの理解を求め、早期事業化を図る方針。

　なお、火葬場（ＲＣ造一部Ｓ造平家建て延べ五、五六二㎡）の施工は戸田建設（株）が担当した。