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県有施設LED照明 機器更新に4・9億円/本年度12月補正予算案を公表

2023/12/06 山梨建設新聞

 県は、本年度12月補正予算案(第6号)を公表した。建設関連では、県有施設LED照明機器整備事業費に4億9871万1000円、水素社会実現戦略的拠点整備事業費に1億2760万円、戦没者納骨堂維持管理事業費に1136万5000円、障害者スポーツ用具・環境整備事業費補助金に17万3000円を計上した。一般会計の総額は20億5767万7000円を盛り込む。

 県有施設LED照明機器整備事業費は、知事部局が所管する出先機関の庁舎等を対象とし、既存のものからLED照明機器への更新を行う。県では、2050年までの脱炭素化の実現に向けて、県有施設におけるCO2排出量の削減や県内の取り組みをけん引する目的として事業の推進を図る考え。

 水素社会実現戦略的拠点整備事業費は、甲府市下向山町地内において、P2Gシステム評価設備や水素供給設備等を進めるもの。県では、やまなしモデルP2Gシステムの品質確保や水素利用の可能性を広げて、新たな研究事業の誘致を図るとし、新たな研究事業の誘致につなげるため、米倉山電力貯蔵技術研究サイトに設備などを整備する考え。事業は本年度から来年度に実施する。2カ年の総事業費は3億1560万円。

 戦没者納骨堂維持管理事業費は、来訪者の利便性向上や安全性を図る目的として、改修に充てるもの。

 障害者スポーツ用具・環境整備事業費補助金は、寄付金受入額の増加に伴い、スポーツ用具の整備に対する助成額を増額したもの。補助先は県障害者スポーツ協会。

 また、債務負担行為では、県立学校教育情報基盤システム整備費を予算化。最新のセキュリティ対策を備えた、教育情報ネットワークシステムを整備する。事業期間は本年度から2029年度。限度額は18億8430万2000円。

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