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講演や視察事例紹介など、県都市整備協会と土木部が意見交換

2023/12/07 新潟建設新聞

 新潟県都市整備協会(山本眞会長)と県土木部都市局との意見交換会が4日、アートホテル新潟駅前で開かれ、新潟大学工学部の松井大輔准教授による講演や11月に行われた先進地視察の報告が行われ、新潟の街づくりについて自由な議論が交わされた。

 「生きた景観をマネジメントする」と題した講演を行った松井教授は「都市空間に人の活動を考慮し、取り入れることで生きた景観になる」と解説し、京都市先斗町での、まちづくりの事例などを紹介しながら、県や市町村、業界、大学がそれぞれ連携した支援組織づくりの重要性を説明した。

 また、先進地事例報告として、11月に訪問した宇都宮市のLRT、茨城県桜川市の真壁地区伝統的文化建造物群保存地区、栃木県益子町と茨城県築西市の道の駅での取り組みが紹介され、講演、先進地での事例を踏まえて新潟駅前や古町地区など今後の新潟市中心街のまちづくりに意見が交わされた。

 山本会長は「急激な少子高齢化を迎えており、従来のまちづくりだけでなく、新たなニーズにも対応していかなければならない。健康や医療福祉に寄り添った施設の増大、進展への対応が不可欠となる」とし、「協会として引き続き、知識や技術の研さんを積み重ね、地域社会に貢献できる協会を構築していく」と語った。

【写真=新潟のまちづくりに意見を交わす】

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