県上信自動車道建設事務所は吾妻東バイパス2期工区の整備に伴い東吾妻町箱島地内で、(仮称)千沢川橋の建設工事として下部工を進めている。月内にもA1橋台整備の基礎工事として、抑止杭14本の打設工事を条件付き一般競争入札で公告をする見込み。設計については長大(東京都中央区)がまとめた。
工事は整備が進む箱島インターチェンジ西側でA1橋台を新設するにあたり、工事場所が山間地となり傾斜があるため、地すべり防止の整備として抑止杭を打設するもの。
杭はすべて深礎杭を使用し、橋台の基礎杭6本と抑止杭8本の計14本を打設する。
基礎杭6本はいずれもφ2・5mで、17mを3本と24mを3本で施工する。抑止杭についてはφ2・5m、22・5mを8本を打設する。
(仮称)千沢川橋は千沢川に架かる橋長68m、幅員11・6mの鋼単純細幅箱桁橋。今回発注される地すべり防止整備が完了した後、A1橋台の工事を行う。
なお、2023年度はA2橋台の工事を南波建設(東吾妻町)が受注しており、現在、着手に向けて準備を進めているところ。
吾妻東バイパス2期工区は、箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ延長約6700m、幅員10・5mの区間について整備するもの。14年度に事業を開始しており、27年度の完了を目指している。