那珂市は、学校給食センター改築事業で、那珂給食センターの増築および改修工事に来年度から着手する。今年度は、基本・実施設計を(株)根本建築設計事務所(水戸市赤塚)に委託し、年度内を履行期間に策定を進めている。工事の発注は、5月頃の見込み。当初は単年度での整備を予定していたが、機械設備の設置等については19年度にずれ込む見込みで、20年度からの供用開始を目指す。なお、事業費には合併特例債を充当し、18年度当初予算案には工事費に5000万円を計上している。
市には現在、旧那珂町地区(南酒出地内、平成5年建設)と旧瓜連町地区(古徳地内、平成12年建設)の計2箇所に給食センターが立地。市内の小中学校を対象に、那珂センターでは一日約4400食、瓜連センターでは一日約900食、合計約5300食を供給している。
このうち那珂センターでは、瓜連地区を含む市内全域に対応できる処理能力(一日6000食)があることなどから、市は合併に伴い、2つの施設の将来的な統合を計画。今回統合に向けて同センターの増築及び内部改修を行うもの。
那珂センターの現在の施設規模は、S造平家一部2階建て1641㎡。敷地面積は、5224㎡。
工事では、施設前方に約80㎡を増築し、食材を保管する検収室として整備する。内部改修では、衛生面の向上を図るため、調理室と下処理室の間に仕切りを設け、これに併せて壁や出入り口などを整備する。
今年度は、基本・実施設計を(株)根本建築設計事務所に委託し、年度内を履行期間に策定を進めている。
工事には来年度から着手する方針で、発注は5月頃になる見込み。
当初は単年度での整備を予定していたが、真空冷却機など機械設備の設置等については19年度にずれ込む見通し。
20年度からの供用開始を目指しており、統合の時期については今後調整していく。
なお、事業費には合併特例債を充当する方針で、18年度当初予算案には、工事費に5000万円を計上している。