さいたま市は、スケートボードやBMXなどアーバンスポーツを新たに行える場所の開設予定地として緑区内から「野田小学校プール」と「新見沼大橋スポーツ広場」の2カ所を選定した。中でも野田小プールは2024年3月からの実証実験に向け、プール底面へのスロープ設置などを先に進める想定であり、対象箇所の修繕・開設準備などを24年1月~2月までに発注・施工着手する見通し。
野田小プールでは、現プール底面をアーバンスポーツの初心者や子育て世代のための平らな路面に再活用する。想定する種目はスケートボード、BMX・キックバイク、インラインスケート。
整備面積は約325㎡。12月補正予算から、プール底面に向かうスロープ設置のために154万円、有人による安全管理経費に13万3000円、看板設置等費には22万800円を充てる。
新見沼大橋スポーツ広場は、新見沼大橋の高架下空間を活用したフィールド。一部区画(J区画)684㎡を平らな路面に改良する。12月補正予算から測量調査・設計委託費に467万6000円を振り分け、24年2月~7月までを履行期間のめどに業務を進める。
測量調査を本年度から行った後、設計に移行する。このため、467万6000円のうち設計費222万3000円の執行は24年度に繰り越す措置を執る。供用時期は検討中だ。敷地内にはトイレがなく、整備箇所より北にある見沼氷川公園への誘導を図る。
これら2カ所以外の整備箇所は現時点で決まっていない。民間による施設整備も促していく。市内各区の配置バランスをみた整備に取り組む。