県上信自動車道建設事務所は、吾妻東バイパス2期工区で整備を進めている(仮称)泉沢川橋について、P6橋脚工事を行う。早ければ月内に条件付き一般競争入札で工事の公告を予定している。設計は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)がまとめた。
泉沢川橋は東吾妻町泉沢地内に新設する橋長322m、幅員11・49mの鋼4+3径間連続少数鈑桁橋。一級河川泉沢川へ上信自動車道を架けるために整備する。
今回発注となるP6橋脚は、張り出し式橋脚、高さ15・1m、幅10・5m、コンクリート量478・3立方mとなっており、延長21mのφ1・5m場所打ち杭を9本打設する。工事の完了時期は25年3月を想定している。同橋の工事はこのほか、A1とP1工事が残っている。
P2、P3、P4、P5は南波建設(東吾妻町)が施工を担当し完成しており、A2は南波建設が現在整備を進めている。
吾妻東バイパス2期工区は、箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ約6700mの区間が対象。幅員は10・5m。全体事業費を180億円とし、14年度から整備を開始しており、27年度までの14年間を事業期間とする。
なお、同工区では23年度内に千沢川橋のA1抑止杭打設工、西沢川橋のP2、A2工事を計画している。