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茨城県筑西市

年内プロポ要領公表/道の駅基本・実施設計へ

2023/12/19 日本工業経済新聞(茨城版)

 筑西市は道の駅「グランテラス筑西」の拡張整備を計画している。12月補正予算にて基本・実施設計に係る2カ年継続費1億2296万9000円を計上し、2023年内には業務委託に関する公募型プロポーザル実施要項を公表。工事については、早ければ24年度内の補正予算、または25年度当初予算にて工事費を設定して進めていく。完成は26年度を予定し、用地買収を24年度に行う。

 基本・実施設計に係る2カ年継続費1億2296万9000円の年割額は、23年度3689万1000円、24年度8607万8000円となる。年内には拡張整備基本・実施設計等業務委託び関する公募型プロポーザル実施要領を公表し、23、24年度でまとめる予定だ。

 工事費においては、25年度当初予算にて2カ年継続費を設定する予定だが、設計の作成状況によっては24年度内の補正予算にて設定することも視野に入れ、なるべく早く進めていきたい考えがある。完成は26年度を予定。また、基本計画については、三橋設計(千代田区)が24年1月までにまとめる。

 用地取得については、24年度当初予算に用地取得費を計上。24年度内には用地取得が完了となる。用地取得に向け、地権者との合意形成のほか、土地取得に係る費用調査を現在実施している。

 拡張予定地は道の駅西側の約3・4ha。今回の拡張では、駐車場、遊具施設、調節池の整備を検討している。遊具施設については屋根付きの大型遊具などをイメージするほか、「インクルーシブな遊具」の導入を検討。10月に利用者へ実施したアンケートでは、飛び跳ねたり、寝転べる遊具の導入を希望する声が多数挙がった。アンケート結果については、基本計画に反映していく。

 拡張の背景には、道の駅駐車場の駐車台数不足。また、遊具施設がないと市民からの要望が多かったことがある。拡張によって駐車台数不足解消と、遊具施設の充実を図り、にぎわいを創出する。

 道の駅の敷地面積は4万7709㎡で、普通車318台、大型車43台の駐車場を備える。施設には売店、レストラン、ベーカリー棟などを有する。





【現・道の駅西側へ拡張する】

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