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県、大久保浄水高度処理施設WTOきょう公告

2023/12/19 埼玉建設新聞

県はきょう19日、WTO政府調達協定の適用案件となる「総A除)023水整第702号大久保浄水場高度浄水処理施設建設工事」の一般競争入札を公告する。技術提案型Aタイプの総合評価方式(除算)。2024年3月6日に開札して落札者を決めるスケジュールが分かった。

 大久保浄水場(さいたま市桜区宿)における現在の「沈殿~ろ過」行程の間に、「オゾン+生物活性炭」処理の高度浄水機能を導入する。

 オゾン製造棟(地下2階地上2階建て、建築面積3440㎡)と、オゾン接触池(外径6・3m×高さ40・9m)8池、 生物活性炭吸着池32池(16池×2系統、面積104・5㎡/池)を新設する。予定工期を2029年3月30日までに設定した。

 企業局によると、「狭い作業エリアで複数施設を同時に建設する必要性」、「総量約9万?の鉄筋コンクリート打設に投じる材料の手配」、「施工業者間の調整の手間」などを総合的に判断した結果、3施設一括発注とした。

 3者JVが入札参加できる。代表企業には08年4月1日以降、元請けとして3万?以上の鉄筋コンクリート打設を含む建設工事を完成した実績を要求する。その他構成員は、同じ期間内に土木一式工事を完成した実績が条件。

 配置予定技術者に対しては、水道施設・工業用水道施設・下水道施設のうち、内部に水をためられるコンクリート構造物の築造工事に現場代理人・担当技術者・主任技術者・監理技術者として携わった経験を求める。単年度工事では全期間、複数年度工事だった場合は1年以上の従事経験が必須。

 続く電気・機械設備関連工事の発注時期は、24年度上期からとなる見通し。分割発注を検討している。

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