大和ハウス工業(大阪市、芳井敬一社長)は18日、つくば市にある日本自動車研究所(以下、JARI)の未利用地取得および「(仮称)SSCつくば学園南プロジェクト」の開発を公表した。2024年8月に着工し、28年4月の完成を予定する。‐ 「SSCつくば学園南プロジェクト」は、JARI未利用地(つくば市学園南2-8-4)15万5389・76㎡を開発する大型開発プロジェクトとなる。開発地の北側に分譲マンションと教育施設を整備するほか、中央に広場や商業施設、南側には研究施設や物流施設、保育施設などを整備する。
同社は、このほどJARIが行った「つくば市学園南エリア未利用地売却に係る事業者公募」に応募し、今年10月に最優秀提案者となった。今月4日にJARIと土地売買契約締結を経て、土地の引き渡しを受けたため開発に着手することになった。
場所は、つくばエクスプレス(TX)「研究学園駅」より徒歩約9分、首都圏中央連絡自動車道「つくば中央インターチェンジ」から約3km、首都圏と東北地方を結ぶ常磐自動車道「谷田部インターチェンジ」から約6km、TX「研究学園駅」より徒歩約9分の場所に立地する。
同社の第7次中期経営計画(22~26年度)では、地方中核都市を中心とした複合再開発」の推進を標榜。過去には分譲マンション・ホテル・商業施設・教育施設・医療施設等で構成された「マールク新さっぽろ」や研究施設・商業施設・店舗・賃貸住宅等で構成された「いとLab+(いと・らぼ・ぷらす)」などを開発した実績を有する。
【完成イメージパース】