長岡市でこのほど、2025年3月以降の大学・専門学校等卒業予定者を対象としたインターンシップフェスが開かれた。アオーレ長岡に特設ブースを構えた60の企業が、会話で理解を深めてもらおうと学生らを迎え、ノートを取りながら熱心に担当者の話を聞く学生の姿が見られた。
企業は建設業、製造業、IT通信、食品、金融、福祉など多彩な分野から参加。長岡をはじめ近隣の見附、小千谷、出雲崎から担当者が出向き、工夫を凝らしたブースの設置で学生に自社PRを展開した。
中越興業は「建設業はきついというイメージがあるが、そんなことはないということを伝えたい」と話し、植木組の担当者も「業界の魅力を伝えたい。ICT化に力を入れており、3Kを払拭したい」と抱負を述べた。
主催した長岡市商工部産業立地・人材課の野口仁課長は「中越地区では最大とも言える大規模な企画。90~100人の学生が来ると見込んでいる」と話した。
同課の門脇亮人材・働き方政策室長は「昨年はコロナ禍でもありオンライン併用で行った。今年は初めて南魚沼市の国際大学と連携して外国人にも多く参加してもらった。今までは学生の職場体験だったが、来年度からは国の方針も変わる。インターンシップで企業が得た学生の情報を広報や採用選考活動に使用できるようになる。このインターンシップが企業の採用に直結できるようにしたい」と語った。
【写真=60社が出展した】