筑西市は21日、協和中学校区における義務教育学校(施設一体型)の設置、または小学校の統合による学校の適正配置の意向を、2023年度第1回総合教育会議にて示した。開校は29年度を目標とし、23年度中に「学校の在り方」協和地区協議会を立ち上げ、在り方について検討。24年度に地元での合意形成を図り、得られた後基本構想を策定、改築・改修に係る基本・実施設計と進む予定だ。
協和中学校区では、小学校が新治小学校、古里小学校、小栗小学校の3校。23年度中に「学校の在り方」協和地区協議会を設置し、24年度には保護者へのアンケートや、住民説明会を開催し地元の合意形成を図る。また、地区協議会では義務教育学校の設置と小学校の統合による2案について、いずれかの方向性に決定する。
決定した後設置校または統合校における改築・改修に向け基本構想を策定し、基本・実施設計に移る。すでに整備を進めている明野五葉学園では全体で7カ年を要している。構想策定に2カ年、基本・実施設計に2カ年、本体工事を3カ年となっており、協和中学校区統合においても、同等の年数が見込まれている。
協和中学校区における各学校の規模・構造については、協和中学校(門井地内)がRC造3階建て。延べ床面積は南校舎が3311㎡、北校舎は3371㎡となる。体育館、武道場、卓球場を有している。
小学校については、新治小学校(門井地内)が、北校舎RC造3階建て、同2902㎡、中校舎同2階建て、同1021㎡、南校舎同平屋、床面積742㎡となる。古里小学校は、南校舎がRC造2階建て、延べ床面積1219㎡、北校舎は同2階建て、同869㎡、中校舎が同平屋、床面積788㎡。小栗小学校については、北校舎がRC造3階建て、2243㎡、南校舎はRC造平屋、床面積327㎡、東校舎がW造2階建て、延べ床面積231㎡を有する。
24年度の協和学校区内小学校の児童見込み数は、新治小が364人、古里小は97人、小栗小学校が97人となる。9月に筑西市学校の在り方検討委員会が、協和中学校区の適正配置を優先すべきとした答申を、市教育委員会に提出。提出を受け、協和中学校区の適正配置を進めていく意向を示した。
【総合教育会議の様子】
【協和中学校区内にある古里小学校】