県土整備部はこのほどさいたま市のさいたま共済会館で「景観審議会」を開催し、18年度の作業内容などの詳細を示した。色彩ガイドライン策定、対象行為指定、形態意匠の基準などを最重要項目にあげている。
18年度は景観アクションプランを推進する。景観計画を策定し、景観区域の指定、景観重要建造物などの指定方針、建築物・工作物の行為指定、建築物の形態、色彩、壁面の位置、高さなどの制限といった勧告にかかる行為制限、色彩ガイドラインの策定および先進事例調査などを実施する。
また、重要検討項目としては、景観農業振興地域整備計画の策定、景観条例の改正によって必要な追加事項、景観区域内の届出の必要なこと、景観重要建造物管理方法基準、公共事業等景観形成指針改正、開発行為などをあげている。
景観計画策定全体スケジュールは、アクションプランの議会への報告、5月に景観計画業務委託を発注、6月から市町村の意向調査といった関係機関協議、9月に景観計画案発表、県民コメントなどを経て、19年2月に景観計画策定、3月告示縦覧とする。
また、景観条例も景観景観とほぼ同様なスケジュールとなりそうだ。