県は、旧愛宕山少年自然の家の解体工事を計画している。今後は既存場所に係る法面の強度を確認するための実施設計業務に着手する。予定では建物の解体工事は来年度以降に行い、法面保護に向けた対応は成果品を見て判断していく方向だ。
甲府市愛宕町358-1に既存する旧少年自然の家は、経年や老朽化が著しいことから、解体撤去する計画だ。
建物の現状は急な崖を背にした形で建物が配置されているため、解体撤去を行うに当たって、斜面の強度が十分かを今回の実施設計業務の中で確認していく。十分ではないと確認された場合は、崖崩れを防止するための法面保護などが必要と考えられる。
建物の概要は1973年に建築された。RC造2階、地下2階建て。延べ床面積は2663・20㎡。
建物の解体および跡地整備工事に伴う基本・実施設計と、法面の現状確認を行う実施設計業務は、山梨建築設計監理事業協同組合が委託して進める。法面に係る実施設計業務は繰越明許措置を行い、来年4月30日に成果品が納品となる。
【写真=旧少年自然の家の上部、旧愛宕山少年自然の家の建物】