フットボールクラブ水戸ホーリーホック(小島耕代表取締役社長)と、水戸市サッカー協会(澁谷安泰志理事長)が設立した新法人「MFA-B&S」(澁谷安泰志代表理事)は26日、(仮称)フットボールパークを見川町字矢向2212-1外に整備することを公表した。第1期工事で、サッカーコートと駐車場、水回りを整備。第1期工事の総工費は約3億円を想定している。暫定供用開始時期は10~11月。 工事は全2期構成で、第1期工事ではサッカーコート(人工芝1面)と、駐車場(普通車50台程度、大型2台)、水回りの整備などを行う。その後第2期工事では、クラブハウス1棟とフットサルコートを整備する計画だ。
第1期工事のスケジュールとしては、現在開発の本申請を出しており、許諾を取る動きを進めている。順調に進めば、2024年3月には開発許可が下り、3月前後には着工できる想定。現状土地が山林と田のため、伐採するなどの造成工事に約3カ月を見込んでおり、その後人工芝を敷設したり防球ネットを作るなど整備をしていく。また、LEDのナイター4基も設置し、第1期工事完了は10月、暫定供用開始は10~11月を目指す。クラブハウスができるまでは、プレハブを設置し対応する予定だ。 また、財源確保のための動きの1つとして、ネーミングライツの活用も検討している。
整備に向け同社は、26日に水戸市と「サッカーグラウンド整備を核としたスポーツ振興プロジェクト」に関する基本協定の締結式を挙行。市は、企業版ふるさと納税としてスポーツ拠点づくり事業への寄付を募り、受け入れた寄付を活用して、MFA-B&Sを支援する。出席した高橋靖水戸市長は「市民の健康増進や、子どもたちなどスポーツを通した人材育成などにつながると良い」と話した。
次に澁谷理事長は「今後も同プロジェクトを進めるために鋭意努力を続けていきたい。引き続き、ご協力ご支援をお願いしたい」と意気込みを熱く述べた。
最後に小島代表取締役はプロジェクトに対して「われわれが優先的に使用できるグラウンドは持っていなかった。クラブにとっては大きな歴史の転換点の1つになるのでは」と期待を寄せた。
【建設予定地付近】
【関係者全員で記念写真】