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ひたちなか地区造成へ/処分場新設道路も工事着手/24年度主要事業まとめ<①県>

2024/01/06 日本工業経済新聞(茨城版)

 年が明け2023年度の公共事業も佳境を迎える一方。24年度への準備が着々と進んでいる。本紙では24年度の主要事業を地域ごとに連載する。第1回は県の事業をピックアップした。ひたちなか地区土地造成事業は、1期・2期ともに都市計画事業認可を受ければ造成工事に着手。新産業廃棄物最終処分場建設に伴う新設道路も着工する見通し。そのほか、植物園再編なども本格化させる。、

 常陸那珂工業団地「第1期拡張地区」は、ひたちなか市新光町地内(常陸那珂工業団地隣接地)の約23ha(分譲面積約22ha)で計画中。事業費約68億円を充て23年度より事業を進めているところ。「第2期拡張地区」に関しては、ひたちなか市新光町地内(常陸那珂工業団地隣接地)の約38ha(分譲面積約34ha)を対象とする。事業費約102億円を投じ、23年度から事業が進行している。

 る新産業廃棄物最終処分場に係る新設道路は、延長約4km(橋梁2カ所、トンネル2カ所含む)。一般部の幅員は9m(車道3m×2、片側歩道2m)で、トンネル部が7m(車道3m×2、歩道なし)で設計を進める。新設道路の概算事業費は約120億円。

 那珂市にある植物園など4施設の再整備に向けて動き出す。整備後40年以上が経過し、主要施設の老朽化や利用者ニーズなどを諸課題を踏まえ、民間アイデアを活用し、新たなコンセプトを導入する方針を固めた。施設の魅力を向上させ、持続可能な運営ができる施設へと転換させる。まずは基本計画を2024年1月12日までに策定する。基本計画策定後の24年度以降、基本・実施設計、建設工事へ進んでいく。

 再整備する4施設は全て那珂市戸地内に位置し▽植物園▽県民の森▽森のカルチャーセンター▽きのこ博士館-が対象。基本計画策定に伴うリニューアル案では、4施設一体で捉えた提案でも、道路を挟んで独立するきのこ博士館を除く3施設の提案でも可能としている。

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