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神栖 拠点施設着工へ/茨城町 文化的施設を建設/24年度主要事業まとめ<③県央・鹿行>

2024/01/11 日本工業経済新聞(茨城版)

 2024年度の主要事業への準備が進む。本紙では24年度の主要事業を地域ごとに連載中。第3回では、県央・鹿行地域をピックアップした。息栖神社周辺整備を進める神栖市は、拠点施設建設に着手し25年度9月の供用開始を見込む。茨城町では、(仮称)新たな文化的施設の工事を3月までに仮契約。本契約後は2カ年で施工し、26年4月の供用開始を目指す。笠間市、潮来市ほかでも動きがある。

 息栖神社周辺整備においては、施設本体工を早ければ月内に公告。船だまりの景観整備に係る実施設計費を24年度当初予算に計上したい考え。駐車場と市道2路線の舗装工事についても、同年度中に公告・整備する。25年9月の施設供用開始を目指す。拠点施設については、W造一部2階建て、延べ床面積688・76㎡。予定地が息栖2509(地番)。早ければ月内の公告、同年4月着工を予定する。工期は1年を見込む。物販・観光案内・展示スペースやカフェ、飲食店などを配置予定。建設予定地は、旅館「柏屋」跡地である息栖2509(地番)など。STUDIOYY(東京都)が実施設計をまとめた。

 (仮称)新たな文化的施設整備事業は、町役場西側の中央公民館大ホール棟(S造+RC造平屋、床面積1047・32㎡)の跡地、大字小堤1070番地外に建設する。敷地面積は約1万69㎡。施設は、RC造(一部S造)3階建て、延べ床面積約3730㎡(駐輪場等含む)を想定。最高高さは15・7mで、駐車場53台(うち身障者用3台)、駐輪場40台を配置する。12月の補正予算において、同施設の整備に係る限度額31億円の債務負担行為(2023~25年度)を設定した。

 笠間市は新清掃処理施設の整備計画をまとめ、25年度に着工予定。道の駅かつらの移転整備を進める城里町は、24~25年度の2カ年で造成工事や本体工事に着手。小美玉市では百里飛行場や羽鳥駅周辺の整備を計画している。

 潮来市では潮来小・津知小の統合小について、施設整備に係る設計の入札を5月に行い、整備工事発注は同年9月を想定する。新庁舎・公共施設等の整備に向け、鉾田市では基本構想検討委員会が本格始動する。

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