県は、スタートアップ支援拠点の整備を進める。拠点は青少年センター旧本館を改修して進める。内部には起業や創業を目指す者や、それを支援する人や団体が集まる場とする。内部にはコミュニティエリアなど複数のエリアを設け、交流の場やイベントなど開催し、にぎわいの創出につなげる。県議会の代表質問で、長澤健議員が県に所見を求めたもの。
同支援拠点は、甲府市川田町にある青少年センター旧本館の改修によって整備を行う。同センターは交通アクセスも良く、新山梨環状道路の整備によってさらに交通面での向上が図られる見込み。施設ではスタートアップのほか、起業や創業、新規事業の展開などを目指す者や、それらを応援する人や団体などが集まる場所とする。
コミュニティエリアや個室、コワーキングエリアといった複数のエリアを設けて、さまざまな利用ニーズに応えていく考え。起業家とのコミュニティでは経験を共有して、成長を加速させることにも期待ができるため、形成のための工夫を凝らしていくという。
外部の方にも気軽に利用できるサロンやカフェを設けて、交流が活発に行える場を提供していく。さらに、イベントスペースを設けて関係団体と連携した起業セミナーを開催するなど、にぎわいの創出につなげる。
長崎幸太郎知事は「拠点を最大限に活用し、多様なアイデアや技術を持った人材が集まり、イノベーションを生み出すことを目指したい」と答えていた。
【写真=改修を計画している旧本館建物】