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群馬県吾妻広域町村圏振興整備組合

長野原分署の建て替えを24年度に実施

2024/01/16 群馬建設新聞


吾妻広域町村圏振興整備組合は、築50年近く経過している長野原分署(長野原町与喜屋14)の建て替えを計画している。2024年度当初予算で工事費の計上を目指して調整を進めており、議会の承認が得られれば工事を発注する。入札方式は指名競争入札となる見通しで、長野原町と協議し決定する。設計は神山設計(前橋市)が担当している。

新分署は旧長野原山村開発センター跡地(長野原町与喜屋174)に移設する。RC造2階建て、延べ床面積630㎡の規模を想定。1階が390㎡、2階は240㎡となっている。1階部分には事務所と出動準備室などを設置し、隣接する車庫にはポンプ車1台と救急車1台および広報車1台を格納する。2階部分に整備する仮眠室はプライバシーや感染症予防のために個室とし、仮眠室およびシャワー室には女性専用室を設ける予定としている。各階の内装や舗装の規模については、現在進めている設計で詰めていく。

また、敷地内や隣接する道路で舗装工事を実施するほか、移設地にあるW造平屋の公衆トイレの解体工事、樹木4本の伐採工事を行う。

移設後空き施設となる既存の長野原分署は、供用開始の1~3年後に解体を検討している。施設は1975年に竣工したRC造2階建て、延べ床面積297・8㎡の建物となる。

吾妻地域ではこのほか、中之条分署(中之条町伊勢町564-1)、嬬恋分署(嬬恋村大前125-1)についても竣工から50年近く経過していることから建て替えを検討。現在は移設する候補地を町村と協議しながら探しており、建物の収容できる規模があり、なおかつ緊急車両のアクセスに適した敷地が見つかり次第、事業化に向けて予算獲得などの準備を進めていく。

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