国土交通省東北地方整備局・三陸国道事務所は27日、全国初のコンサルタント総合評価方式試行案件、「鵜住居(うのすまい)第1高架橋詳細設計業務」を開札した。落札者は、パシフィックコンサルタンツ(東京都多摩市、電話042-372-0111)だった。
入札参加は10社。パシフィックコンサルタンツは技術点4位と価格点1位により、(総合)評価値1位だった。2位は日本建設コンサルタント。技術点はトップだったものの、価格点が8位だった。予備設計を担当した新構造技術は、技術点10位となっている(詳細は別表)。
予定価格2698万円(税抜き)に対して、落札価格は1890万円(同)だった。
鵜住居第1高架橋は、一般国道45号釜石山田道路改築事業の一環として、整備されるもの。施工地は岩手県釜石市鵜住居地内。橋長137m、幅員9・5mで、鋼橋上部工は鋼3径間連続鈑桁橋。下部は逆T式橋台2基、張出式橋脚2基の計画。基礎は、場所打杭1基と深礎杭1基で予定している。
同業務の履行期間は18年9月29日まで。