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埼玉県三芳町

三芳町は地域交流拠点の基本計画を年度内にも契約締結

2024/01/17 埼玉建設新聞

 三芳町は「(仮称)地域活性化発信交流拠点」整備に向けた基本計画を2023~24年度の2年間で策定する。上富地内の敷地(最大4ha程度)を活用し、地域物産販売などを備え地域交流の場となる施設を整備する計画。まずは本年度内にも計画策定委託の契約を結び、24年度末までに施設への導入機能や概算事業費、今後の事業工程などを具体化する見通しだ。

 同施設は、関越自動車道三芳パーキングエリア(PA)周辺における地域拠点として計画。23年度は、町が位置する武蔵野地域の伝統的な農法「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が世界農業遺産に選定。また、整備予定地周辺では三芳スマートインターチェンジのフル化供用が近づいていることなども受け、施設整備の機運が高まったとみて基本計画を策定する運び。

 基本計画の策定に当たっては、過年度にまとめた「(仮称)三芳バザール賑わい公園基本構想」を叩き台とする形で整備方針を検討。整備候補地や周辺環境の条件を整理し▽導入する機能▽配置計画▽概算事業費▽事業手法・民間活力導入可能性▽地域振興方策▽事業スケジュール――などを具体化する見込みだ。

 整備候補地に関しては、同基本構想段階では三芳PA下り線付近に位置し、町道幹線14号線と近接する敷地を有力候補地に据える。同構想ではそのほか、三芳PA上り線付近、町道幹線3号線と近接する敷地についても候補地としている。

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