水戸市は16日、公共施設等総合管理計画改訂素案をまとめた。施設類型ごとの管理に関する基本方針を改めて策定。市民センターは長寿命化改修や改築を進める。南部地区における図書館整備の検討を明記したほか、中央図書館の機能・役割の検討を進めていく。小中学校では引き続き、長寿命化を計画的に実施。屋内運動場への空調設備や防水改修など予防保全型改修を行う。
集会施設は市民センターの長寿命改修を実施。老朽化の著しい施設は、改築も検討する。図書館では、長寿命化計画に基づく修繕・改修を行う。また、南部地区における図書館整備を検討することを明記した。中央図書館も、時代に即した施設となるよう機能・役割等を含めて検討する。
スポーツ・レクリエーション系も長寿命化改修を計画的に進めるほか、脱炭素化等にも取り組む考え。市立競技場や東町運動公園に関しては機能強化を検討。全国規模の大会等の開催・誘致を目指す。
小中学校および義務教育学校は、長寿命化計画に基づき整備。バリイアフリー化をはじめ、屋内運動場への空調設備設置、校舎・屋内運動場の防水改修など予防保全型改修を行う。総合教育研究所では長寿命化改修を実施する。
幼稚園、認定こども園、保育所は適切な配置や施設の再編に向けた取り組みを続ける。放課後学校では、開設場所不足に対応するため、需要動向に応じて専用棟を建設するなど利用環境の整備に努める。
高齢福祉施設および障害福祉施設は、必要に応じて大規模改修や長寿命化改修を実施。施設の老朽化や利用状況、民間事業者との競合状況などを勘案し、事業廃止や統合、民間譲渡等を検討する。
庁舎関係では老朽化が著しい赤塚出張所および常澄庁舎で長寿命化に努める。消防施設も老朽化が進んでいることから、機能保全、予防保全型改修などを行っていく。
市営住宅は長寿命化を図るとともに、大山台住宅など子育て世帯向け住宅として整備を進める。公園施設ではバリアフリー化、照明LED化などを明記。森林公園、植物公園については施設の大規模改修や再整備を行う。
小吹清掃工場では、関連施設の解体や跡地の適切な管理を行い、植物園と一体となった新たな公園、自然エネルギー活用施設等の整備を推進する。また、見川クリーンセンターの廃止に伴って新たなし尿処理施設の整備を進めていく。