県建築課は、県営住宅長寿命化に基づく整備として前橋市江木町にある萱野県営住宅の２棟を対象に改善工事を計画している。建築工事および機械設備工事をそれぞれ、月内にも一般競争入札で公告する。設計は亦野建築設計事務所（前橋市）がまとめた。

同県営住宅はＡ棟～Ｊ棟までの10棟で構成している。工事対象はＢ棟３戸およびＤ棟３戸の合計６戸。双方ともにＲＣ造３階建て、延べ床面積１７３３・06㎡、１９９８年に建設された中層耐火構造となる。

工事は住戸の改善を行うもので、部屋内部のトイレやキッチンなどの水回りの配管工事や便器、給湯器を設置する。工期は建築、機械設備ともに約５カ月を予定。

同県営住宅では２０２３年度、Ｄ棟を対象に長寿命化改善として給水設備や排水設備、衛生設備などの機械設備工事をシノハラゼネラル（前橋市）が受注して行っている。また、各棟で外壁と屋上防水の改修工事を実施しており、20年度にＡ棟とＥ棟をミヤマグッドホーム（前橋市）が担当して整備を実施。21年度はＢ棟をサンビック（前橋市）、Ｃ棟をアドヴァンス（前橋市）、Ｄ棟をエイゼンコーポレーション（前橋市）がそれぞれ工事を行った。また、21年度は集会所の改修工事を発注しており、ミヤマグッドホームが担当した。