内閣府が進めるBRIDGEで、2023年度補正予算措置分の対象施策に国土交通省の「生成AIを活用したインフラ施設管理高度化AIの開発効率化」が決定した。予算配分額は8億円。森下博之大臣官房参事官(イノベーション)がプログラムディレクターに就任する予定としている。
AIの開発では大量のデータでAIを鍛える必要がある。インフラ施設管理に関しては、排水機場ポンプなど非常用設備の故障・障害や自然災害等による構造物の損傷・破壊など、通常のあるべき姿と異なる異常事象の発生前後のデータ(センサデータ、映像等)については、蓄積が少ない。これがAI開発のボトルネックとなっている。
そのため、生成AIを活用し不足しているデータを生成。インフラ施設管理等の高度化を実現するAIの開発を効率化・加速化させる取り組み。
総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)がイニシアティブを取って、官民研究開発投資拡大が見込まれる領域における研究開発等を推進するため、各省庁における取り組みの実施・加速等に着手する。SIPとの一体的な運用を推進し「研究開発とSociety5・0との橋渡しプログラム」がBRIDGE。