北陸地方整備局高田河川国道事務所は27日、能登半島地震による土砂崩落が発生した国道8号茶屋ヶ原地先の通行止めを解除した。地震発生後、1月3日から、管内の維持工事を担当していた西田建設、上越商会、笠原建設の3社のほか関連業者が連携して早期復旧に向けて工事着手。掘削用大型重機を最大で8台投入し、延べ3600台のダンプトラックにより、約1万4000立方の土砂とコンクリート殻を搬出。余震や風雨、降雪など厳しい環境下で24日間、24時間体制で応急復旧を実施した。
当初は、2月中旬の解除を見込んでいたが、土砂撤去の結果、崩落土による路面および海岸擁壁の損傷が軽微であったため、復旧および解除の時期が大幅に早まった。
なお平行して走る久比岐自転車道については、本復旧まで通行規制を継続している。
【写真=約1カ月ぶりに通行止め解除】