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茨城県鹿島地方事務組合

495万で神栖署内装設計/波崎署防水に6783万

2024/01/30 日本工業経済新聞(茨城版)

 鹿島地方事務組合(管理者=石田進神栖市長)の2024年度当初予算がこのほど可決となった。主なものとして、環境事業特別会計にごみ処理施設整備工事費1億4480万7000円、消防事業特別会計に神栖消防署の内装設計業務委託費495万円、波崎消防署の修繕工事費6783万4000円を計上。予算総額を56億1260万4000円とし、前年度から60億5788万4000円の減額となった。

 神栖消防署(溝口4991-5)では、女子更衣室などを設置するために内装改修工事を実施。本年度当初予算に設計費495万円を計上し、25年度当初予算に工事費を盛り込み、可決後工事発注したい考えだ。神栖消防署(消防本部)の建物に関しては、RC造3階建て、延べ床面積1564㎡。

 波崎消防署(波崎6611)においては、屋上・外壁防水工事を予定している。工事費6783万4000円、監理委託費373万円を充当し、24年度内の工事完了を目指す。建物については、RC造2階建て、延べ床面積749㎡。1992年建築で、現況は老朽化に伴う雨漏り等が発生している。

 ごみ処理施設整備に関しては、鹿島中継施設整備工事に年割額の残額1億4480万7000円を投じ、6月末の竣工、7月供用開始を目指す。建設地が鹿嶋市衛生センター(鹿嶋市平井2264)敷地内。地下水が想定より高く、範囲が広かったため、対策工事を実施。施工を新明和工業(兵庫県宝塚市)が担当している。また、新可燃ごみ処理施設建設に際し、三菱ケミカルから借用していた土地(約5000㎡)の返却を行う。返却に伴う原状回復工事については、4月以降の発注を予定。

 なお、本年度の当初予算では、波崎中継施設の改修に係る費用は計上されなかった。現在は物価高騰の影響を受け、事業費と処理方式などを精査中。2025年度末の竣工、供用開始は26年度を目標にしている。

 当初予算としては、一般会計1億1897万3000円、環境事業特別会計18億7131万2000円、市場事業特別会計1億3134万1000円、消防事業特別会計34億9097万8000円を計上。

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