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群馬県富岡市

南部ポンプ場の建替工 24年度は造成など

2024/01/31 群馬建設新聞


富岡市は中高瀬地内にある南部ポンプ場の移転建て替え工事について、2024~26年度の3カ年で整備を計画していることを明らかにした。24年度は敷地造成工事を実施する計画を示しているほか、移転建て替えに伴う管路工事を予定している。管路工事は延長約430mで計画する。建屋建設工事、電気設備工事、機械設備工事については、25~26年度の2カ年で行う見通しとなっている。

新施設は既存施設の北東側に位置する中高瀬地内の敷地593・2㎡に建設する。建て替えは、既存施設が老朽化しているため計画した。

新たに建設する建屋はRC造平屋、床面積91㎡の規模となる。なお、建屋の建設に当たっては、コンクリート工法による地盤改良工事についても計画をしている。

建屋の内部にはφ100×φ80×1・5立方m/分×35mの送水ポンプ2台と、70kVA、200Vの非常用発電機1台、390リットルの燃料タンク、次亜注入設備、テレメータなどを設置する。

南牧川で取水した水は、下仁田町を経由して宮崎浄水場まで送水。宮崎浄水場から南部ポンプ場までは流入管で送り、南部ポンプ場から南部配水池までは流出管を敷設し送水させる。

流入管と流出管はともにφ300㎜のダクタイル鋳鉄管(GX型)を使用し、同時に布設する。流入管は既存施設の手前側から分岐させ、新施設までの区間に整備する。延長は約200mとなる。流出管については、延長約230m布設する。

なお、既存の南部ポンプ場はRC造平屋、床面積7・9㎡。1990年に設置された。内部にはφ150×φ100×2立方m/分×46m×30kWの送水ポンプが2台設置されている。新施設完成後の既存施設の取り扱いについては未定としている。

更新詳細設計業務は2022年度に利根設計事務所(前橋市)が受託してまとめた。流入管や流出管の設計も同業務の中で行った。

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