日本道路建設業協会北陸支部は1月29日、新潟市南区の白根第一中学校で道路建設出前講座を開催した。キャリア教育の一環として同校1年生の約100人を対象に、道路整備やネットワークの重要性、道路ができるまでの舗装の種類や工事内容などを紹介したほか、動画を交えて道路建設業の役割を紹介した。
生徒に講座を行った同協会広報委員の吉井哲男氏は「生活に関わる道路の仕事について少しでも興味を持ってもらい、将来、就職を考える際に頭の片隅に置いてもらいたい」と話した。生徒からは「身近にある道路について舗装工事の種類や構造、道路ができるまでなど、より深く知ることができた」との感想が聞かれた。
同協会では、これまでも工業系の高校生や大学生を対象とした現場見学会や小学校での職業紹介授業への参加などを行っていたが、中学校での出前授業は今回が初めて。道路建設業が持つものづくりの楽しさ、地域を守り暮らしを支える仕事の魅力について小中高の各年代に理解を深めてもらうため企画され、同中学校から開催の希望があった。
石山剛広報委員長は「今日の講座を聞いて一人でも、2人でも道路建設に興味を持ってもらい、一緒に仲間として道路の建設や維持管理に携わってくれればありがたい」と話した。
【写真=身近な道路の仕事を開設】