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茨城県五霞町

基本・実施設計、来春プロポにて公告/総事業費概算34億

2024/02/01 日本工業経済新聞(茨城版)

 五霞町は、庁舎に公民館機能を備えた複合庁舎新築を計画している。地区計画策定後となる2025年4~5月に基本・実施設計を公募型プロポーザルにて公告。25年9月議会の承認を経て本契約となる。工事費については、26年9月定例会にて計上し、26年12月に発注。議会の承認を経て、27年2月の着工を予定している。供用開始は29年1月を予定。総事業費は34億2700万円を見込んでいる。

 庁舎複合化に伴う地区計画は24年度中に決定する。10月に都市計画変更の事前協議を開始し、25年4月から変更手続きに着手する。基本・実施設計については、25年1月から公募型プロポーザルの募集要項を作成。25年4~5月に公告となり、25年9月定例会での議決をもって本契約となる。設計および工事監理に係る費用は概算で3億1240万円を見込んでいる。基本設計、実施設計ともに期間を6カ月と設定し、26年9月までにまとめる。

 工事費においては概算29億5900万円を予定。内訳が、本体工事費22億7700万円、外構工事費4億9500万円、解体工事費1億8700万円となる。26年9月定例会にて計上し、26年12月の発注。26年12月定例会にて議会承認を経て、27年2月に着工を予定している。工事期間を20カ月程度として、28年9月まで工事が完了。供用開始は引っ越し期間を経て、29年1月になる見込みだ。

 建設予定地は中央公民館(小福田地内)の敷地内としている。工事の手順としては、先行して駐車場を整備。公民館南側の平地林と残土置き場を整備して、駐車場とする。駐車場整備後、本体工事に着手。現在の公民館駐車場部分に新築する。新築後、既存公民館を解体し、跡地を職員用駐車場として整備する。

 新築となる複合庁舎の規模・構造はRC造2階建て、延べ床面積4240㎡を有する。1階部分に窓口機能のほか、教育委員会などを設置。公民館機能として、研修室、図書室、和室などを併設し。新たに500㎡規模の行動を設置する。2階部分には、議会機能のほか、町長室、総務課、都市建設課などを配置。屋上にはライフライン機能として、太陽光発電設備、自家発電室、受水槽などを設ける。

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