県藤岡土木事務所は上野村勝山と新羽に跨る柳橋の補修工事について、2024年度の着手を目指す。工種は土木一式工事を予定している。24年度に計画する工事内容は今後詰める。補修設計は23年度に技研コンサル(前橋市)へ委託した。
国道299号の柳橋は神流川に架かる橋長71m、全幅8・7mの3径間PCポステンT桁橋。下部工に半重力式橋台と壁式橋脚が2基ずつ設置されている。
橋梁定期点検において支承の腐食、沓座モルタルの欠損等が確認され、健全性Ⅲと診断されたため補修工事を実施し、橋梁の健全化を図ることを目的としている。
主な補修工事の内容は◇橋面防水工=523・6㎡◇舗装打ち換え工=523・6㎡◇伸縮装置補修工=延長30・4m◇支承補修工=51カ所◇ひび割れ補修工=延長21・3m◇断面修復工=0・9立方m-となる。
工事は幅1・2mの枠組み足場を73・1掛㎡、橋脚回り足場については49・7㎡仮設して行う。また、必要に応じて橋梁点検車の使用も想定している。
橋面防水工は塗膜系複合防水(高浸透型複合防水)を設置する。
伸縮装置の補修については、荷重支持型薄型鋼製ジョイントを設置する予定。1カ所当たりの延長は車道部が6mで、歩道部については0・8mとなる。既存はゴム系ジョイントや鋼製ジョイントが併用されている。