つくば市（五十嵐立青市長）は１日、２０２４年度当初予算案を明らかにした。（仮称）中根・金田台地区小学校建設事業では建設工事を行うため、２カ年継続費68億１６６７万６０００円を設定した。そのほか（仮称）陸上競技場建設工事設計費として２カ年継続費１億２５９３万９０００円、メモリアルホール長寿命化改修事業に３カ年継続費17億13万８０００円を組んだ。

　中根・金田台地区小学校建設事業は26年４月開校に向け、24～25年度で建設工事を実施。校舎棟（ＲＣ造、約８０００㎡）などを整備する。継続費の年割額が24年度20億５４４５万７０００円、25年度47億６２２１万９０００円。

　陸上競技場整備事業の年割額は24年度５０８０万３０００円、25年度７５１３万６０００円。２カ年で基本・実施設計、校舎等解体設計、地質調査、校舎等解体工事を行う予定。26～27年度の建設工事に備えていく。４００ｍトラック１面（全天候舗装８レーン）をはじめ、メインスタンド（６００席）、バックスタンド（３００席）、芝生スタンド（２０００席）、管理事務所、駐車場（普通車用約５００台、障害者用約60台、バス用約25台）、多目的広場などを設ける。

　メモリアルホール長寿命化事業は３カ年かけ、建築工事、電気設備工事、機械設備工事、火葬炉設備工事に着手。年割額が24年度６億７８８９万２０００円、25年度５億１１２０万５０００円、26年度５億１００４万１０００円で組んだ。

　インクルーシブ公園に向けた筑波北部公園再整備事業では、設計費として２カ年継続費２４７５万円を設定（24年度分＝１２３７万５０００円）。ワークショップ等を行いながら改修に向けた設計を進める。測量費には４９５万円を充てる見通し。

　そのほか▽道路・街路・河川等整備事業＝23億４７３４万５０００円▽道路・街路維持管理事業＝20億６１８５万２０００円▽橋梁長寿命化事業＝３億９０８万円▽産業用地検討事業＝２４４４万２０００円▽筑波ふれあいの里キャンプ場改修事業＝１億４９９０万８０００円▽魅力ある公園建設事業＝４億８６８４万２０００円－などを編成している。

　一般会計は１１１８億４００万円で、前年度比32億９４００万円（３％）の増加。投資的経費が１９０億５９５２万４０００円で、同39億１１１８万２０００円（17％）の減。減少理由には、（仮称）みどりの南小学校・中学校建設事業が23年度で終わるなど大型事業の完了が要因に挙がる。水道会計は収益的支出57億４２０２万２０００円、資本的支出50億２０５５万２０００円。下水道事業会計については収益的支出１０４億80万６０００円、資本的支出65億３３８７万９０００円を計上した。