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長田副知事らによる新春フォーラム開催 県生コンクリート工業組合

2024/02/03 山梨建設新聞

 県生コンクリート工業組合(滝田雅彦理事長)は24日、甲府市の古名屋ホテルで新春フォーラムを開催した。長田公副知事や高橋洋一嘉悦大教授の講演のほか、青洲高校生徒が生コン業者らと共同で行った研究の成果を発表した。組合関係者ら約80人が参加し、終了後は互礼会で親睦を深めた。

 滝田理事長はあいさつで、生コンの出荷状況について「全国的に出荷量が右肩下がりが続いている。我々の組合でも12月末時点で昨年度の84%と低迷している」と述べ、今後の安定的な供給と適正価格での販売に向け取り組む考えを示した。

 講演では、長田副知事が「これからの山梨について」と題し、県が計画している人口減少対策や経済活性化策などを説明した。高橋教授は昨今の公共事業について、事業採択基準の一つ「社会的割引率」が長年にわたり据え置かれている点を指摘。公共投資を活発化させるため見直しが必要と訴えた。

 青洲高生徒は、「令和5年度全国高等学校生徒・商業研究発表大会」で県勢初の最優秀賞に輝いた、生コン排水を利用した和紙商品の開発について成果を披露。柳澤建設協力のもと、和紙でできたサウナハットを作成し、排水処理経費の削減につながった過程を発表した。



【写真左から=開催は4年ぶり】

【写真=青洲高生徒にお祝いの品を贈呈】

【写真=互礼会で結束を深めた】

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