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年度内に報告書まとめ/廃棄物不適正保管で調査委

2024/02/06 山梨建設新聞

 県は、第3回北杜市武川町地内における産業廃棄物不適正保管事案に係る調査委員会を県庁防災新館で1月23日に開いた。議事は非公開で行われた。会では再発防止に向けて情報共有と連携強化など4つのテーマを議論。参加者からは廃棄物対応で発注者への報告の徹底や啓発などの意見が出た。今後は報告書を年度内に取りまとめて長崎幸太郎知事に提出する。

 議事では、北杜市武川町地内で発生した産業廃棄物の保管に係る上限量を超えるなどの事案について、原因の分析と県の対応についての評価や、再発防止に向けた意見交換が行われた。

 再発防止に向けた意見交換では、情報共有と連携強化や事務対応マニュアルの改善、組織管理など4つのテーマをあげて意見が交わされた。

 廃棄物対応においては、発注者に対する報告を啓発することの徹底や、事前の届け出を行う回数を増やす必要があるなど、マネジメント能力の部分においての意見も参加者から出ていた。

 県では今後、会議で出た意見を報告書にまとめる作業に入る。

 取りまとめた後は年度内をめどに長崎知事へ提出する。その後は各担当部局に報告を行って、対応への周知や徹底を図っていく。

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