県建築課は、高崎市上佐野町にある上佐野県営住宅で長寿命化改善を計画しており、Ｄ棟の給排水設備改修およびＣ、Ｄ棟のタイプ別内部改修に係る建築および機械設備工事を年度内に発注する。入札方式は機械設備工事が一般競争、建築工事は調整中としている。工期はいずれも７カ月を見込む。

同県営住宅はＡ～Ｆ棟で構成されており総住宅２６４戸、総駐車場２６４区画。Ａ～Ｄ棟が１９８５年、Ｅ棟は95年、Ｆ棟が97年に建設されている。

今回対象となるのはＣ棟およびＤ棟。Ｃ棟はＲＣ造４階建て、延べ床面積１１５９・０㎡。Ｄ棟がＲＣ造10階建て、延べ床面積５５２４・２㎡となる。

建築工事はＣ棟１戸、Ｄ棟３戸で実施する。トイレや浴室など水回りの改善が中心となっている。

機械設備工事は、Ｃ棟の脇にある受水槽からＤ棟へつなぐため、屋外の給排水管工事を行うもの。また、屋内の水回り改修に対する配管工事も実施する。受水槽に関しては、２０２２年度に発注しミヤケ工業（高崎市）が受注した「85－Ａ、Ｂ、Ｃ棟給排水設備更新及び長寿命化改善工事（タイプ別内部改修）」において整備。今回の発注では、この受水槽から圧送するポンプよりその先の部分を整備するかたちとなる。

設計は内部改修についてはイノ設計（前橋市）が、給排水設備に係る部分は神山設計（前橋市）がそれぞれ担当している。