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群馬県前橋土木事務所

県前橋土木が桃ノ木川で堤防工事を計画

2024/02/08 群馬建設新聞


県前橋土木事務所は桃ノ木川のうち、前橋市片貝町地先の約450mで堤防浸透対策工事を計画している。3月にも工事へ向けた用地測量および調査業務を指名通知する方針。工事は2024年8月ごろの公告を目指している。

施工箇所は、国道50号観音橋からへ上流100m地点を起点にさらに上流、右岸側のみを対象としている。対策工事の内容としては、堤内の法尻へ沿うようにカゴマットを設置、砕石による堤内基盤排水工、排水溝を整備する。工事を行う450mは連続した区間ではなく、用地買収の必要がない区間3カ所を合わせた延長となる。

桃ノ木川の堤防浸透対策事業は主要地方道藤岡大胡線のうち、前橋市笂井町内に架かる笂井橋から上流へ4250mを対象に計画。堤防内に河川からの水が浸透、堤内側へ漏水が発生することによる堤防崩壊を対策するために実施する。設計業務はエイト日本技術開発(東京都中野区)が作成した。

事業区間4250mのうち、国道50号観音橋を境として下流側1450mは下流工区として左岸側を対象に計画。上流側2800m、上毛電鉄上泉駅付近の鉄道橋までは上流工区として右岸側での工事を計画している。これから工事を発注する区間以外にも、着工できる箇所から順次対策工事を進めていく考え。

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