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茨城県大子町

1.3億で排水設備新設/交流施設造成に1億設定

2024/02/08 日本工業経済新聞(茨城版)

 大子町(高梨哲彦町長)はこのほど、2024年度当初予算案を公表した。中心市街地排水処理施設整備工事費に1億3384万円を計上。観光交流施設造成工事費には2カ年継続費1億円を設定した。年割額は、24年度4000万円、25年度6000万円。同施設の設計・監修業務には、5740万4000円を付けた。また、農業用水路改良工事費5930万円を組んでいる。

 中心市街地排水処理施設整備工事では、旧役場庁舎跡地の地下に排水ポンプ2台と貯留槽を埋設する。可決後速やかに発注し、年度内に事業者と契約する見通し。24~25年度の2カ年で施工を計画し、25年7~9月の完了を目指す。総事業費は3億3460万円で、23年度に債務負担行為(23~25年度)を設定している。

 観光交流施設造成工事および設計・監修業務では、旧役場庁舎跡地の観光交流施設整備に向けた造成工事と監修を含む設計を行う。実施設計を11月末までにまとめ、25年1~6月に造成工事を計画している。26年秋の竣工を目指す。業務ごとの内訳は、設計業務費4804万8000円、設計監修業務委託費935万6000円とした。

 農業用水路改良工事では、愛宕町地内にU型フリューム(延長約270m、900㎜×800㎜)を整備する。実施設計を4~6月に委託し、年内にまとめる。工事発注は25年度となり、26年度の観光交流施設供用前の完了を見込んでいる。

 そのほか▽研修センター研修棟改修監理および工事費=5848万円▽やみぞ大浴場サウナ改修工事=2820万円▽防火水槽設計監理業務および設置工事=1960万円▽中心市街地管渠敷設工事実施設計業務=1310万円-などを編成している。

 一般会計は103億5000万円で、前年度比4億5000万円(4・2%)の減額。投資的経費が、12億7787万2000円で同3億3952万7000円(20・7%)の減。減少の理由は、し尿処理施設建設工事、防災対応型炊飯センター等が竣工に伴い事業費が減額となったため。

 また、浄化槽整備事業会計は収益的支出8494万5000円、資本的支出7204万7000円。水道事業会計が収益的支出5億1676万9000円、資本的支出3億6721万7000円を計上した。

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