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茨城県阿見町

普建費が86%増加/大型工事3件を新規計上

2024/02/09 日本工業経済新聞(茨城版)

 阿見町(千葉繁町長)は8日、2024年度当初予算の概要を明らかにした。普通建設事業費は前年度比86・6%増の36億820万5000円。新規事業化した放課後児童施設整備事業4億9354万6000円や中央公民館大規模改修事業4億3974万7000円、町民体育館大規模改修事業2億9453万6000円などが大きく貢献。道路や上下水道などの整備にも引き続き取り組む。

 放課後児童施設整備事業は、本郷小学校付近で計画している。測量・設計・監理委託費774万4000円、工事費4億6789万6000円、備品購入費1041万9000円の内訳となる。W造平屋、定員240人を見込む。増山栄建築設計事務所(土浦市)が設計を手掛ける。

 中央公民館大規模改修は屋上防水、キュービクル、空調・換気設備、給排水設備、エレベーター更新、非常用自家発電設備などを対象に実施していく。1980年に建築し老朽化が進行するため、不具合を解消させる。施設規模はRC造3階建て、延べ床面積2813・37㎡。青山建築設計事務所(つくば市)が23年度に策定した。

 町民体育館では、大規模改修を行うとともにアリーナ部分へ空調設備を新設する。工事費2億8778万2000円、監理費675万4000円の内訳。施設規模がS造一部RC造平屋、床面積1235・94㎡を有する。

 道路橋梁維持補修は4億9648万2000円を計上。そのうち1億2569万円を充て、7路線・約2760mで計画的な舗装修繕を行うほか、3橋梁で修繕に着手する。道路新設改良事業には1億6172万6000円を投入。3路線(一区、西方、中央東)・約398mで道路舗装工事を行うほか、飯倉二区の約80mで道路排水整備工事を発注していく。また、都市計画道路寺子・飯倉整備事業は2億118万2000円を盛り込み、引き続き整備工事を実施する。

 そのほかの事業費は▽防犯カメラ設置=480万7000円▽不法投棄対策=2258万1000円▽総合保健福祉会館空調設備更新工事=664万4000円▽ふれあいの森再整備=5577万8000円▽荒川本郷地区都市計画道路整備=5869万9000円▽配水施設拡張=4億4159万3000円▽配水施設改良=1億9671万1000円▽公共下水道整備=5億6410万円-となっている。

 一般会計は211億4400万円で、前年度比12・3%増えた。企業会計については、水道事業会計は19億3211万1000円(前年度比3・9%増)、下水道事業会計が28億3463万2000円(同3・8%増)となった。

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