建設産業専門団体関東地区連合会（関東建専連、石黒靖規会長）は7日、都内の浜離宮建設プラザを会場に建設専門業の経営革新支援研修会を開催した。テーマは3つで最近の建設業行政、建設業が使える助成金、建設分野における外国人材の受入れについて。60人余の参加者は最新情報に触れ、メモを取りながら講師の声に耳を傾けた。

　開会あいさつに立った石黒会長は「本年より建設業の時間外労働の罰則付き上限規制が適用される。担い手確保を阻害している大きな要因となっている長時間労働の是正、週休2日を達成して、給与・休暇・希望の新3Kにかっこいいを加えた新4Kの実現へ真剣に取り組まねばならない。研修のテーマは建設業が一丸となって取り組まなければならない課題。建設技能者が自信と誇りを持って働けるよう環境づくりの参考としてほしい」と研修に期待を寄せた。

　講師は、業行政について、国土交通省関東地方整備局建政部建設産業第一課の一力哲也課長。助成金は厚生労働省職業安定局雇用開発企画課建設・港湾対策室の末廣耕司建設労働係長、外国人材は国交省不動産・建設経済局国際市場課の村田敦国際展開推進官が務めた。