伊勢崎市（臂泰雄市長）は９日、２０２４年度当初予算案を明らかにした。小型自動車競走事業費特別会計で伊勢崎オートレース場選手宿舎建て替え事業工事費に25年度債務負担を含め15億円を充てた。Ｓ造３階建て、延べ床面積約２３００㎡規模の施設を建設する。豊受公民館の建て替えには、工事費８億６００万３０００円を計上。施設規模はＲＣ造平屋、床面積約７７０㎡として建設する。

一般会計予算総額は、８８９億７１００万円。うち普通建設事業費は１２３億４６９７万円で、前年度比47億４０７３万９０００円（62・３％）の大幅増。構成比は13・９％となった。

臂市長は「24年度は合併から20年と節目の年。これからの20年をどうするかというのを考え、災害が起きにくいだけでなく、災害に強い伊勢崎市となるような施策を盛り込んだ」と話した。

オートレース場選手宿舎の建て替えは、敷地の東側で計画。当初予算に４億５０００万円、25年度債務負担行為へ10億５０００万円の計15億円を充てている。

豊受公民館の建て替えは、年度早期に発注し、６月議会での契約議案の上程を経て着工。25年度の供用開始を目指す。

ふくしプラザでは、工事費に７億６０１１万５０００円を充て設備関連を改修する。規模はＲＣ造５階建て、延べ床面積４４７９㎡。電気や給排水、空調の改修を行う。

指定避難所への空調新設・更新には事業費10億８７０万円を設定。主な設置箇所として小学校13校の体育館に設計委託料２８６０万円、工事費５億７００万円を計上した。

道路整備事業では◇市道（伊）９－５３０号線＝５億２６６０万円◇市道（赤）１１２号線＝５０５０万円◇市道（境）１１５号線＝４４８０万円－などを充てた。また、橋りょう維持事業３億５８１８万９０００円なども確保する。

このほか◇中心市街地にぎわい創出拠点整備事業計画等策定委託料＝２４１８万９０００円◇あずま支所改修事業工事費＝１億２７００万円◇赤堀今井町二丁目地区設計等業務委託料＝２６４０万円◇公民館施設整備事業工事費＝１億４９５０万円◇公園維持管理事業工事費＝１億３５６２万５０００円－などを計上している。