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インフラの町医者ME10期生24人を認定

2024/02/10 新潟建設新聞

 ME(メンテナンス・エキスパート)を養成するインフラ再生技術者育成新潟地域協議会(会長=丸山久一長岡技術科学大学名誉教授)の第11回シンポジウムが7日に新潟市中央区で開かれた。新たに誕生したME10期生24人に認定書が授与されたほか、地域ニーズに応えるインフラ再生技術者の育成をテーマに、特別講演が行われた。

 10期生は昨年9月~11月まで、インフラの点検や維持管理手法に関する専門的な講習を受講し、知識と技術力が問われる修了試験に合格。晴れてMEに認定された。ME新潟の資格保有者は1~10期生を合わせて321人となる。

 また、特別講演では新潟大学農学部の鈴木哲也教授からX線CT画像で見るコンクリート損傷の実態について講義が行われたほか、新潟県土木部河川管理課の長野睦氏が新潟県土木部社会資本維持管理計画について説明した。

 このほか、ME認定者で組織するME新潟の会の嵯峨山航氏が、技術講習会やボランティア活動、ME同士の交流など、現在までの活動内容を紹介。「これまでコロナ禍で動けなかったが、昨年から徐々に活動を再開している。今後は、上越、中越地区でも現場見学会などを企画していく」とし、今年5月には、新潟県で全国のMEが集うシンポジウムの開催を予定していることを紹介した。

 【写真=新たにME10期生24人誕生、丸山会長(左)から認定書授与】

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