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第52回県公共事業再評価委員会開く

2024/02/14 群馬建設新聞


県は第52回群馬県公共事業再評価委員会を県庁28階会議室で開催、7事業を審議した。いずれも県県土整備部が所管する事業で、継続に向け今後、同委員会の意見を参考に協議を進ていく。

審議したのは、道路改築事業では◇上信自動車道吾妻東バイパス(東吾妻町)◇上信自動車道吾妻東バイパス2期(東吾妻町)◇上信自動車道長野原嬬恋バイパス(長野原町、嬬恋村)◇一般県道植栗伊勢線(中之条町、東吾妻町)-の4件。また、主要地方道前橋玉村線朝倉工区(前橋市)および国道122号渡良瀬幹線道路塩原工区(みどり市)の社会資本整備総合交付金事業(道路改築)の2件と、烏川支川房坂川(高崎市)で進捗している事業間連携砂防等事業(通常砂防)を審議した。

上信自動車道吾妻東バイパスおよび吾妻東バイパス2期は、用地交渉が難航していることや埋蔵文化財調査および大型構造物施工などの理由から事業期間を延長。吾妻東バイパスが3カ年、吾妻東バイパス2期は2カ年を延長し、ともに2029年度での事業完了を目指すとした。また、資材価格や労務単価の高騰、軟弱地盤の対策などに対応するため吾妻東バイパスで128億9000万円、吾妻東バイパス2期は119億8000万円を追加。全体事業費を吾妻東バイパスは284億2000万円、吾妻東バイパス2期で299億4000万円とした。

植栗伊勢線は資材価格や労務単価高騰のほか、電線共同溝工事の追加などに対応するため、全体事業費に18億5500万円を追加し63億5500万円としたほか、事業完了を2年間延長し28年度へ変更している。

前橋玉村線朝倉工区の事業では、調整池の追加や埋蔵文化財調査面積の増加、資材価格や労務単価の高騰へ対応するため、採択時の全体事業費42億円へ10億円を増額し52億円とした。また、事業完了も24年度から28年度へ延長している。

渡良瀬幹線道路塩原工区では、橋梁工事用道路や資材費・人件費の増額へ対応するため全体事業費へ14億5000万円を追加、32億5000万円とした。合わせて事業期間を4年延長し29年度の完了としている。

房坂川の砂防等事業では、地質調査結果および基準改定による構造変更を受け事業期間を25年度までへ変更。また、全体事業費を4億8000万円とした。

長野原嬬恋バイパスは、事業採択後5年が経過していることによる再評価となっているため、全体事業費や事業期間に変更は生じていない。

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