町田市はゴミ処理施設整備として、リレーセンター、第二処分場及び第二リサイクルプラザの建設を計画している。現段階では施設案等を検討中だが、必要性の高い施設のため今後予算との兼ね合いを考慮しつつ計画を進める方針。市では三施設建設にかかる費用を、総額約二〇〇億円以上と見込んでいる。
リレーセンターの建設予定地は金井町地内、藤の台団地に接する汚水処理場跡地。都市基盤整備公団所有地で、処理場施設は現在も残っている状況。
リレーセンターは市南部、鶴間地区で稼働している。施設は下小山田地区の処分場へ運ぶまでの中継基地となるもので、担当区域で収集したゴミを圧縮する。新施設は主に鶴川地区のゴミを担当。市では二〇%の収集率向上を見込んでいる。
地域住民は図書館や公民館、デイケアセンター、市役所出張所の整備を要望していることもあり、今後協議を進める考え。
市の行財政改革推進計画では十二年度の設計、十三年度の建設を掲げているが、具体的着手時期については現段階では未定。
第二処分場は鶴川地区、真光寺地内を計画。区画整理地区内の用地を割愛して整備する。焼却炉の新設はせず、最終処分場、埋立地として下小山田地区処分場(約一二ha)と同程度の規模で整備する方針。
第二リサイクルプラザの建設予定地は未定。ビン・カンの資源化施設として整備するもので、当面は施設案等の検討を進める方針。
既存のリサイクルプラザは下小山田のリサイクル文化センター内にある。施設規模はRC造二階建て延べ四、四二〇㎡。事務所や再生・修理コーナー、展示・即売コーナーなどを配置している。