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茨城県坂東市

整備関連費に4億/ハイウェイオアシス事業

2024/02/14 日本工業経済新聞(茨城版)

 坂東市(木村敏文市長)は13日、2024年度当初予算案を明らかにした。主な事業では、坂東PAハイウェイオアシス事業に4億842万4000円を計上。斎場改修費は2カ年継続費5億2780万2000円として再設定した。そのほか、工業団地上水道施設整備事業として、第三取水場の更新工事費1億2980万円を充て、工業団地道路新設改良費1億6109万2000円を盛った。

 坂東PAハイウェイオアシス事業では事業費4億842万4000円を計上した。内訳については、施設整備に関する実施設計費5590万2000円、調整池設置工事費1億12万2000円、公園整備工事費2億5036万円。23年10月に関係機関協議を経て、県内初となるハイウェイオアシス事業の事業承認となる。供用開始時期は今後NEXCO東日本と協議を進め、一部の早期供用を目指していく。

 市営斎場(馬立地内)においては、2カ年継続費5億2780万2000円を再設定。年割額が24年度2億1111万2000円、25年度3億1669万円となる。23年度当初予算において、5億4560万円を設定したが、不調により23年12月の補正予算にて全額減額。23年度に再度積算作業を進めていた。緊急的な改修については、23年度補正予算にて工事費を計上して行ったため、23年度に設定した2カ年継続費より1779万8000円減額となる。

 工業団地関連では、県が進める工業団地「フロンティアパーク坂東」造成に伴う整備を計画。工業団地に供給する上水道施設整備として、坂東インター工業団地内の第三取水場の更新工事費1億2980万円を計上。そのほか、工業団地内道路新設改良費1億6109万2000円を充てた。

 学校関連では、弓馬田小学校体育館大規模改造工事に向け、実施設計委託費1012万円を盛る。逆井山小学校においては、防火設備改修工事を予定し、実施設計費319万円を計上。そのほか、七重小学校フェンス設置工事費682万円、岩井第二小学校校庭改修工事費935万円を充てた。

 土木関連については、幹線1級および2級市道の改良工事を実施。1級路線道路改良費1億1590万円、2級路線道路改良費9160万円を充てる。また、その他路線改良費5億9950万円を計上した。橋梁では、飯島17号橋修繕工事費3097万5000円を盛り、そのほか橋梁長寿命化計画に基づいた実施設計費2412万3000円を充てた。

 計画関連においては、プール修繕計画検討委託費495万円を充てる。公共施設長寿命化計画改定委託費1287万円、小学校施設長寿命化計画改定委託費858万円、中学校施設長寿命化計画改定委託費264万円をそれぞれ計上した。

 一般会計の総額は222億9000万円で、対前年度比1・5%(3億3000万円)の増。普通建設事業費が25億4081万4000円で同4・1%の減。水道事業会計の資本的支出は5億4225万円で同16・7%増、下水道事業会計の資本的支出は8億781万6000円で同13・0%減となる。

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