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群馬県安中市

安中市の24年度当初予算案

2024/02/16 群馬建設新聞


安中市(岩井均市長)は15日、2024年度当初予算案を明らかにした。注目される庁舎建設事業には建設工事費などを含んだ事業費として24億2403万3000円を計上、基本計画策定などを行う道の駅整備事業費については2668万7000円を確保した。このほか、インフィールド改修工事などを行う西毛総合運動公園改修事業費に4億590万円、新駅周辺まちづくり検討事業費へ3061万3000円を盛り込んだ。

記者会見で岩井市長は「市民が地域に誇りと愛着を持てるよう予算編成を行った」と話した。一般会計予算は288億4700万円で対前年度比9・9%の増とした。普通建設事業費は対前年度比46・5%増の47億4844万1000円(構成比16・5%)となる。

新庁舎は安中高校跡地(安中2-2926-1ほか)に建設する。基本設計段階における新庁舎は庇・駐輪場・車庫を含みRC造3階建て、延べ床面積7724㎡の規模となる。実施設計は石本建築事務所(東京都千代田区)が5月末までの履行期限で進めている。建設工事の公告は6月ごろを予定。入札方式については検討を進めているところ。

道の駅はJR横川駅周辺に新設を計画。整備区域について、道の駅を単独整備し、碓氷峠鉄道文化むらと機能連携する手法か、碓氷峠鉄道文化むらを含め道の駅とする、碓氷峠鉄道文化むら一体化型道の駅とするか、2案で検討を行う。24年度は基本計画策定業務や測量業務、移転物件調査業務などを進める。

西毛総合運動公園改修事業は、インフィールド改修やトラック改修、外周付帯工事を計画する。インフィールドは土舗装となっており、天然芝か人工芝で整備を行う予定。トラック改修は老朽化に伴い実施。全天候型に改修を行う。

新駅周辺まちづくり検討事業は、安中駅~磯部駅間に計画する新駅設置や新駅周辺のまちづくりに向け、新駅構想周辺まちづくり検討業務や新駅構想基礎調査業務に取り掛かる。

安中小学校給食施設整備事業には事業費1234万7000円を計上。給食室のドライシステム化を図るため、24年度は設計、25年度の工事を予定する。新施設は既存施設と同一場所に建設。既存施設はS造平屋、床面積161・44㎡となっている。

このほか主な事業として◇インクルーシブ遊具新設事業費=5379万6000円◇橋梁維持補修事業費=2億2550万6000円◇道路新設改良事業費=3億2363万7000円-などを盛り込んだ。

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