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IT短大に9.9億計上/公共事業 1.1%増の1100億

2024/02/16 日本工業経済新聞(茨城版)

 県は15日、2024年度当初予算案の概要をいばらき自民党に説明した。投資的経費は1500億円程度で、前年度比2・8%増となった。また、特別・企業会計含む公共事業費が前年度比1・1%増となる1100億円程度。国補800億円程度(前年度比2・8%減)、県単300億円程度(同12・7%増)。新棟建設となるIT短大機能強化事業には9億9700万円を計上した。

 国補公共事業800億円程度の内訳は、補助事業630億円程度(前年度比3・5%減)、直轄事業160億円程度(同0・3%減)となる。公共事業全体の1100億円程度に2023年度12月補正分を加えると1380億円程度となり、0・9%の伸び率となっている。

 建設関連の予算としてIT短大機能強化事業に9億9700万円を計上。新棟建設等を行う。保健所庁舎リニューアル事業には6億6300万円を充て、土浦保健所建て替え工事および4保健所の基本設計に着手する。警察署等建設整備事業として7億5600万円を措置。古河署建設や石岡署の用地購入・基本設計等を予定している。

 そのほか▽あすなろの郷再編整備関連事業=75億8000万円▽新最終処分場整備推進事業=19億7800万円▽TX県内延伸構想推進事業=3300万円▽いばらきカーボンニュートラル産業拠点創出推進関連事業=1億3100万円▽共同物流拠点施設整備事業=2億7000万円などを計上した。

 一般会計は1兆2510億円程度で、前年度比3・2%減。ただし、近年計上していた新型コロナウイルス感染症関連を除くと、伸び率は3・0%となる。

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