甲州市（鈴木幹夫市長）は新年度予算案を発表した。市長選の影響で維持・管理費や継続事業の経費などを中心とした骨格型。投資的な経費は６月補正予算案に計上する。建設関連では環境センター跡地広場整備９５０万円、勝沼小通級教室の整備３４５０万４０００円、玉宮公民館改修の設計１３３万１０００円、塩山中大規模改造（第２期）２億６３０４万３０００円、道路・水路維持２億８２４６万１０００円を盛った。

　環境センター跡地（同市塩山三日市場）の広場整備では、同跡地（約８０００㎡）に新たに公園を建設するため設計に着手。２０２５年度の着工を目指す。

　勝沼小通級教室の整備では、特別な支援が必要な児童を受け入れるため、同校舎内を改修し、教室を設ける。間仕切りの変更のほか空調や電気設備の改修を行う。

　玉宮公民館の改修は、旧ＪＡ玉宮支所１階部分の内装・トイレ・空調を改修し、公民館機能を拡充する。

　道路・水路維持では、市道上塩後３号線、市道山20号線、市道初鹿野６号線、千野第１堰サイフォン、裂石みそぎ沢、大沢前水路などに予算を配分する。

　このほかの主な予算は▽救護施設鈴宮寮の民営化に関する調査８０１万９０００円▽勝沼ぶどうの丘建具改修３００万円▽自治体ＤＸ推進６８０万７０００円▽果樹盗難対策・夜間巡回警備委託２９７万円▽自転車用ヘルメット購入補助60万円▽住宅省エネ設備設置補助など５３６万円▽総合パンフレット作成６２７万円。